毎年のように日本中に感染者を出すインフルエンザ。その「型」は毎年異なるため、ワクチンもその「型」に合わせたものを摂取しなければいけません。
さらにインフルエンザは、一定の周期で新型のものが発生するため、いきなり大流行を起こすこともあります。インフルエンザは、今世界で最も感染しやすく恐ろしい病気だと言えるのです。そんな中での希望が、インフルエンザウィルスに対抗できる特効薬「リレンザ」です。
リレンザは商品名で、もとの名称をザナミビルと言い、ツバメの巣に含まれるシアル酸から合成されて作られます。平成14年から日本では医薬品として使用されていて、現在のところ私たちにとってはインフルエンザに対抗する強い味方となっています。このシアル酸ですが、人間の免疫力を高める作用があり、ツバメの巣に最も多く含まれています。ローヤルゼリーにもシアル酸が含まれていますが、ツバメの巣の含有量はそれを遥かに超え、ローヤルゼリーの150倍以上と言われています。
では、ザナミビル(リレンザ)がどのようにインフルエンザウィルスに対抗できるのかを、見て行きましょう。まずインフルエンザウィルスに存在するタンパクには、HAとNAという酵素がついています。人がインフルエンザに感染すると、粘膜にHAが付着し、そのまま体内に入っていきます。体内に侵入し細胞に感染したウィルスは、コピーのウィルス感染細胞をいくつもいくつも作りだし、一通り作業を終えるとNAを利用して別の細胞に移り、更なる感染作業(ウィルス感染細胞のコピー)を繰り返します。
ザナミビルを服用した場合、NAの活動を阻止するため、HAは別の細胞に移ることができず、一つの細胞に留まったまま感染力を低下させていくのです。ザナミビルのこの働きは、どの型のインフルエンザにも有効と言われています。